クラフト包装紙とは?クラフト紙の種類や用途

クラフト包装紙とは?クラフト紙の種類や用途

この記事では、クラフト紙の特徴や名前の由来などを詳しく解説します。

クラフト包装紙とは?

クラフト紙は繊維の長い針葉樹から成るクラフトパルプを使用した天然素材で、梱包によく利用されています。茶紙(ちゃがみ)などとも呼ばれる、代表的な包装紙です。
独特の風合いがあり、ナチュラルなデザインが魅力的です。クラフト紙の歴史は、19世紀後半のスウェーデンにさかのぼります。当時の繊維産業が発展し、木材パルプを利用して紙を作る方法が確立されました。以降、クラフト紙は世界中で普及し、今日では多くの用途で活躍しています。

dansai.jpでも2種類のクラフト紙を販売しています。

平版クラフト紙 無地(厚め)

平版クラフト紙 無地(厚め)

強度・防湿性が高く包装に適しており素朴な風合いもおしゃれです

平版クラフト紙 筋入り(薄め)

平版クラフト紙 筋入り(薄め)

薄くて加工がしやすく丈夫なので、コストパフォーマンスにも優れます

クラフト紙の名前の由来とは?

クラフト紙は、ドイツ語およびスウェーデン語で「力」や「強さ」を意味する「Kraft」が名前の由来になっている強度の高い洋紙です。
原材料のパルプ繊維が長いことで引っ張り強度が増し、重量のある荷物の包装に適しています。

さらに、漂白された白いクラフト紙と漂白されていない茶色いクラフト紙に分けることができます。
白く漂白されたさらさらした手触りのクラフト紙を「晒(ざらし)クラフト紙」、漂白されていないざらざらした茶色いクラフト紙を「未晒(みざらし)クラフト紙」、その中間の薄茶色のクラフト紙を「半晒(はんざらし)クラフト紙」と言います。
未晒とは薬品で漂白されていない状態を意味しています。
晒クラフト紙は印刷をしたい場面で、未晒クラフト紙は価格が安く自然な雰囲気を演出できるため、エコなデザインが求められる場面で活躍しています。
半晒クラフト紙は主に茶封筒やクラフト封筒で使われている素材です。
また、漂白工程を行わない未晒クラフト紙の方が晒クラフト紙よりも強度が高く、漂白の過程がないので化学薬品の使用を抑えられ環境負荷が低い所も特徴です。

ナチュラルな風合いで梱包に人気

ナチュラルな雰囲気が魅力のクラフト紙は、梱包資材や緩衝材として大変人気があります。
比較的安価なのに強度の高い紙で、セメント袋や米袋のような重袋用から郵送時の包装用やガムテープ、紙袋や茶封筒など多くの用途に対応しています。


クラフト紙は強度があるだけでなく防湿性にも優れているため、様々な用途にご利用頂いています。
おしゃれさだけでなく、オーガニックな印象も与えられるクラフト包装紙を使って、贈り物を素敵に演出してみてください。